リン酸亜鉛セメント


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リン酸亜鉛セメントの練和にはガラス練板とステンレス製スパチュラを使用する。

粉末を専用の匙で計量する(すり切り一杯)

所定の粉液比に基づいて液をガラス練板上に滴下する。

粉は1/3, 1/3, 1/6, 1/6 に分割する。

粉を1/6の山から順番に練和する。練和はガラス練板全体を使って行う。

練和による発熱をガラス練板全体に吸収させるため、練板全体を広く使って練和を行う。

リン酸亜鉛セメントは練和時の発熱が大きく、発熱がセメント自体の硬化を促進するため、ガラス練板への発熱の放散がうまくいかなければセメントは即時に硬化して練和は失敗する。

練和終了時には写真のように練板全体で練和されているのが望ましい。

適切に練和されたリン酸亜鉛セメントの稠度

左:稠度が低すぎる 右:硬化が進んでいる

練和終了した練板とスパチュラは直ちに水に浸しておくと、洗浄が楽である。決してセメントがついたまま放置しないこと。


リン酸亜鉛セメントの発熱を回避する方法として、ガラス練板を積極的に冷却する装置「クールトロン」を用いる方法がある。

使用前にガラス練板をクールトロン上に載せて、予め練板を冷却しておく必要がある。

練和方法は上記の通常のガラス練板を用いる場合と同じである。但しクールトロンの台数が限られているので、数人で分担して練和することが出来ない。本実習で大量のセメントを練和する場合は十分練習した上で手際よく行うこと。

分割練和をするのは、通常の練和の時と同じである。

練和終了。